3色パステルアートとは

3色パステルアートとは

3色パステルアートは「赤」「青」「黄」の3本のソフトパステルだけを使用するアートセラピー(芸術療法)です。

脳科学と心理学をベースに開発された独自の技法で、パステル画を描きます。

3色パステルアートは、2012年に代表の浜端望美が精神科デイケアにて実施。その活動をスタートさせました。

3色パステルアートは絵画教室ではありません。 芸術性の高い美しい作品を描くことより、自由な自己表現と楽しみながら描くことを重視しています。右脳・五感・瞑想・ストレスケア・コミュニケーション・回想法など、日本で初めて本格的なアートセラピーを取り入れたパステルアートです。

その効果は脳波測定でも実証されています。(参照元:調査結果3色パステルアートによる創作活動が脳波に与える効果)。

この実験は、3色パステルアートを実施することで脳波の緊張状態を表すβ波(ベータ波)が7割以上の被験者で減少、リラックス状態と記憶力の向上を表すθ波(シータ波)が9割以上の被験者で増加、というデータを示しています。

また、自律神経機能や、精神科の臨床検査でも使用されている気分尺度への改善効果も期待されています。その有効性が、神経科学カンファレンスにて発表がされています。(参照元:3色パステルアートの有効性について神経科学学会にて発表されました)

新しいアートセラピーのため、3色パステルアートを実施できるインストラクターはまだ少なく、全国に300名ほどです。発達障害児の療育現場や心療内科、介護施設などで取り入れられている他、地域活動のレクリエーションとしても楽しまれています。

インストラクターの人数は徐々に増えているとはいえ、限られた施設内や団体内で実施されていることが多く、一般の人が体験できる機会はまだまだ少ないと言えるでしょう。

3色パステルアートの公式サイト

https://3cart.net

“3色パステルアートのインストラクターは日本全国で活躍しています。活動場所は千差万別。病院、高齢者施設、幼稚園、学童保育、高校、放課後デイサービス、就労移行支援所、ママサークル、企業研修、被災地の集会場、カルチャーセンター、自宅サロンetc…。 場所も、性別も、年齢も選ばない3色パステルアートは誰からも親しまれ、あなたらしいスタイルで楽しむことができます。インスラクター同士の交流も活発で活動の輪も広がります。”

About|この記事を書いた人

浜端望美(はまばたのぞみ) 心理カウンセラー 3色パステルアート主宰一般社団法人日本心理療法協会 事務局長ベスリクリニックこころ外来 勤務JAPAN MENSA会員   1986年生まれ。神奈川県横浜市出身。大学卒業後、広告業界に就職。印刷やデザインに携わる仕事をしながら、本格的にカウンセリングを学びはじめる。 2011年心理カウンセラーの資格を取得し転職。椎名ストレスケア研究所(株)に勤務し心理カウンセラー・講師としての経験を積む。その後、心療内科デイケア勤務や研修講師などの経験を経て独立。現役の心理カウンセラーでありながら、優秀なアートセラピストの育成、アートセラピーの普及活動に尽力している。 日本ではまだなじみの浅いアートセラピーを、メンタルケアの現場に積極的に取り入れ、そこから得たノウハウを体系化。『癒し』『デトックス』などという、漠然とした言葉で語られがちなアートセラピーの領域を、論理的に、かつ分かりやすく解説する。論理と感情がバランス良く組みたてられた独自のカリキュラムは、アートセラピストだけでなく、心理カウンセラー、コーチ、看護師、教員、療育担当者、デザイナー、経営者など幅広い層に定評がある。NEXT MORE >>>