主宰者の想い

はじめまして。
「アートセラピーを楽しみながらきちんと学ぶ会」主宰の浜端望美です。

私は2012年に、絵画技法・心理学・脳科学をベースとした、「3色パステルアート」というアートセラピーを独自開発しました。

それ以来、3色パステルアートのインストラクターとして、精神科デイケア・心療内科・幼稚園・放課後デイサービス・学童保育・東日本大震災被災地の仮設住宅・高齢者施設・就労移行支援施設など、多くの場所で活動。たくさんの人に出会ってきました。

「自己肯定感が高まって自信がついてきた」と嬉しそうに話してくれた人。
グルグルと同じことに囚われ悩んでいる時間が激減した人。
友だちとのコミュニケーションがスムーズになった子ども。
会うたびにどんどん生き生きとした表情に変化していった人。

アートセラピーの確かな価値とその可能性を感じています。

そして、絵以外にも、音楽・香り・粘土・演劇など様々なアート(=芸術)を用いて活動されている、アートセラピストの方々にも、たくさんお会いしてきました。

そのどれもが魅力的なものばかり。アートセラピーの世界の広さに驚かされます。

誰でも気軽にアートセラピーを楽しめる場所を・・・

それなのに、一般の人が本格的なアートセラピーを体験できる場所は、ほとんどありません。
「名前は聞いたことがあっても、体験したことがない。」という人がとても多いのです。

「アートセラピー=絵を用いた心理分析」という誤解も多くあります。
先にも書いた通り、アートセラピーの世界は一般に理解されている以上に広く、奥深いものです。

そこで、その名の通り「アートセラピーを楽しみながらきちんと学ぶ」場所を提供したいと思い、この会を立ち上げました。
専門知識がなくても、まったくの初心者でも、少しでもアートセラピーの興味を持った人なら、誰でも気軽に参加できる会です。

ひとりで体験して楽しむのも良いのですが、他の人の感性や考えを聞いて、自分を知ることもアートセラピーの醍醐味。誰もが安心して楽しめる居場所でありたいという思いで運営しています。

大切にしたい「きちんと学ぶ」こと。

アートセラピストとして活動していて、もうひとつ残念に感じることがあります。

それは、アートセラピーが「癒し」「デトックス」「潜在意識」などのあいまいな言葉のみで語られていることです。
自分が行っているアートセラピーを、論理的に説明できないセラピストも少なくありません。

せっかく良いものを提供しているのに、とてももったいない。

そのセッションを行っている間、脳では何が起こっているのか、心理的にどのような影響があるのか。何を目的としているのか、どのような結果が期待できるのか。それはなぜか。
それらをしっかりと理解し、自分の言葉で説明できるようになることが、『きちんと学ぶ』ということです。

そしてこれは、私が最も得意とすることです。

幼少期から「なんとなく、自分は他の人とは違う気がする」という違和感を抱え、脳科学や心理学に関心を持ってきました。そんな中で、人口上位2%の高知能者のみが入会を許されるMensa(メンサ)という団体があることを知り、日本支部であるJapanMensaに在籍。
急速に発展する脳科学と心理学の知識を大量にインプットし、整理して分かりやすく伝える。これが私の役割のひとつだと考えています。

自分が提供しているアートセラピーを、
「上手に説明できなくて困っている」
「なんだか効果がありそうだけれど理由は分からない」
「もっとブラッシュアップして良いものにしたい」
そんなアートセラピストの方もぜひ仲間に加わってください!

素人だから。プロだから。資格があるから。無いから。そんな垣根を越えてフラットな場所を作ることは得意です。

私自身も一緒に楽しみ、学びたい。
根本にある理由はこれだけなのかもしれません。

質の良いものを、楽しみ、学び、提供していきましょう。
この輪がどんどん広がっていくと嬉しいです。

 

About|この記事を書いた人

浜端望美(はまばたのぞみ) 心理カウンセラー 3色パステルアート主宰一般社団法人日本心理療法協会 事務局長ベスリクリニックこころ外来 勤務JAPAN MENSA会員   1986年生まれ。神奈川県横浜市出身。大学卒業後、広告業界に就職。印刷やデザインに携わる仕事をしながら、本格的にカウンセリングを学びはじめる。 2011年心理カウンセラーの資格を取得し転職。椎名ストレスケア研究所(株)に勤務し心理カウンセラー・講師としての経験を積む。その後、心療内科デイケア勤務や研修講師などの経験を経て独立。現役の心理カウンセラーでありながら、優秀なアートセラピストの育成、アートセラピーの普及活動に尽力している。 日本ではまだなじみの浅いアートセラピーを、メンタルケアの現場に積極的に取り入れ、そこから得たノウハウを体系化。『癒し』『デトックス』などという、漠然とした言葉で語られがちなアートセラピーの領域を、論理的に、かつ分かりやすく解説する。論理と感情がバランス良く組みたてられた独自のカリキュラムは、アートセラピストだけでなく、心理カウンセラー、コーチ、看護師、教員、療育担当者、デザイナー、経営者など幅広い層に定評がある。NEXT MORE >>>