セラピストを名乗る資格
セラピーとは本来、薬を使わない療法(治療)という意味の言葉です。
アートセラピストと名乗るからには、自分自身の状態管理はできている必要があります。
自分に効果的に使えないセラピーを、他人に提供することは本末転倒です。
もちろんアートセラピストも人なので、落ち込んでしまう時期があっても良いのです。
ただ、それが参加者に伝わってしまうことはマナー違反。
参加している人が不安になります。あなただけでなく、あなたが行っているアートセラピーまで信用を失います。
存在自体が周囲を暗くする
一時期SNS上で『宝塚歌劇団の舞台裏に貼られたブス25箇条』というものが出回っていたことがあります。
これが本当に宝塚の舞台裏に貼ってあったのか真相は不明ですが、その25条目の言葉にハッとさせられます。
ブス25箇条その25、存在自体が周囲を暗くする
これはまさに落ち込んでいる自分の状態を、周囲に悟られてしまう人のことです。
落ち込んでいる人の近くにいると、自分も気分が落ち込んでしまう。
相手との信頼関係があればなおのこと。
誰でも一度は経験があるはずです。
このとき一緒にいるのが親しい友人や家族なら問題ないのかもしれません。
しかし、参加者の前では絶対にNGです。
たとえ参加者の中に嫌なことを言ってくる人がいても、途中で大きなミスをしたとしてもです。
アートセラピストとして人と接している場面であれば、自分の軸がぶれないようなプロ意識を持ちましょう。
自分自身へのセラピーも仕事のうちのひとつ
先にも書きましたが、アートセラピストも人なので、感情の波は避けられません。
仕事でそれを出さないように、自分なりの息抜きの方法を持ちましょう。
時には休むことも重要なビジネススキルのひとつです。
上手な時間管理ができるように工夫が必要です。
「いつも自分の状態管理がしっかりできている人だ」という印象は、アートセラピストとしてのあなたの信頼を高めます。