「この人みたいになりたいな」と思われる人になっていますか
アートセラピストとして、参加者から見て「この人みたいになりたいな」と思われるような人に自分自身がなれているかはとても重要な問題です。
他にもアートセラピーのスキルや、経験値など大切なことを挙げていけばきりがありません。
けれど人に何かを伝えるからには、スキル以前に人柄が大切です。
これはあなたが行うアートセラピーが、音楽でも絵でも同じことです。
楽しそうに見えるか
言いかえると、アートセラピーをしているあなたは楽しそうかどうか。
療育の現場でも、一般向けのワークショップでも、ただのレクリエーションだとしても、人が楽しそうに活動している姿はとても魅力的です。
つまらなそうなものを、好んでやりたいという人はいないはずです。
「音楽」「絵」「演劇」といったコンテンツ以上に、なんだか楽しそう、という単純な気持ちが人のモチベーションを刺激します。
自分を客観的に見る方法
『楽しんでいる』と、『楽しそうに見える』はまた別の話しです。
自分は楽しんでアートセラピーをしていても、仏頂面な人はいます。
参加者の立場であれば全く問題無いのですが、アートセラピストとして現場に立つのであれば、客観的に見ても“楽しそう”と伝わる必要があります。
まずは自分が現場に立っている様子をビデオで撮影してみましょう。
声のトーン、姿勢、表情、、楽しそうに見える人の要素は無意識のうちにたくさん出ています。
客観的に見直すことで改善ポイントがたくさん出てきますよ。
もちろん緊張しないための練習は怠らず。
自分の動画を見たときの反応はだいたい二通りに別れます。
・全然ダメだったと落ち込む人
・思っていた以上にちゃんとできていたと安心する人
私は後者のタイプでした。
自分の動画を見ることに抵抗がある人は多いと思いますが、自分を過小評価しがちな人にとっては、かえって自信に繋がることもあります。
どちらのパターンでも得るものが多いはず。
試してみてくださいね。