アートセラピーが地域との架け橋に。作品展示会を開こう!

アートセラピーが地域との架け橋に。作品展示会を開こう!

絵や粘土など、作品が形として残るアートセラピーをしている人には、作品展示会を開くことをおすすめしています。

自分がゼロから作り出したものが残ると言う事は、アートセラピーの最大の魅力でもあります。

買えば何でも手に入るようになっている現代、便利なサービスもたくさんあります。
いつの間にか消費するだけの生活になっていませんか。

「アートセラピーをするまでは気づいていなかったけれど、自分で何かを生み出すことで、生活が豊かに充実したものになった。」と言う人は少なくありません。

作品を通して、家族や家族とのコミニケーションが増えたり、新しく友人ができたり、人と人とのつながりを持つためのきっかけになることも、作品を作り出す魅力の1つです。

けれど、それでもまだほんの一部の狭いコミュニティにすぎません。
高齢者施設、障害者施設などの社会から少し距離がある場所でも、アートセラピスト自身が地域とつながる架け橋になることができるのです。

また、参加者にとっても、展示会と言う目標があることでより意欲が高まります。

展示会の会場を探そう!
私のオススメはアートセラピーを行っている地域にある、カフェなどを作品展示会の場として使わせてもらうことです。

専門のギャラリーを借りても良いのですが、普段から一般の人が出入りするような場所ではありません。
そのため、地域とのつながりが薄く、限られた人にしか届けられない可能性があります。

写真は私が以前、東京都千代田区にあるカフェで展示会を開いたときのものです。

カフェの常連さんに、私たちの活動を知ってもらえたり、会場に置いたリーフレットを持って帰ってくれたり。
この地域でアートセラピーを行っていることを知ってもらう、とても良いきっかけになりました。

それに加えて、出展者のお友達やご家族がこのカフェに訪れることで、カフェの売り上げにも貢献できました。

このようにして地域の人とより良い関係を築いていくためにも、アートセラピーは最適なツールだと実感しています。

About|この記事を書いた人

浜端望美(はまばたのぞみ) 心理カウンセラー 3色パステルアート主宰一般社団法人日本心理療法協会 事務局長ベスリクリニックこころ外来 勤務JAPAN MENSA会員   1986年生まれ。神奈川県横浜市出身。大学卒業後、広告業界に就職。印刷やデザインに携わる仕事をしながら、本格的にカウンセリングを学びはじめる。 2011年心理カウンセラーの資格を取得し転職。椎名ストレスケア研究所(株)に勤務し心理カウンセラー・講師としての経験を積む。その後、心療内科デイケア勤務や研修講師などの経験を経て独立。現役の心理カウンセラーでありながら、優秀なアートセラピストの育成、アートセラピーの普及活動に尽力している。 日本ではまだなじみの浅いアートセラピーを、メンタルケアの現場に積極的に取り入れ、そこから得たノウハウを体系化。『癒し』『デトックス』などという、漠然とした言葉で語られがちなアートセラピーの領域を、論理的に、かつ分かりやすく解説する。論理と感情がバランス良く組みたてられた独自のカリキュラムは、アートセラピストだけでなく、心理カウンセラー、コーチ、看護師、教員、療育担当者、デザイナー、経営者など幅広い層に定評がある。NEXT MORE >>>