【おすすめ本】 対人支援の仕事で必ず知っておきたい心理『転移・逆転移』が分かる1冊

 このコラムは、2026年4月〜6月放送の連続ドラマ
『タツキ先生は甘すぎる!』の
「アートセラピー監修者メモ」として執筆したnote記事をもとに、
一部を再構成・転載しています。関連記事一覧『https://art-method.net/category/ntv/

日本テレビ系列テレビドラマ
タツキ先生は甘すぎる!』にて、
アートセラピー監修をしています。

第8話をご覧いただけましたでしょうか?

まだの方は、
TVer、Hulu、Netflixでも
視聴可能ですのでぜひご覧ください!


以下、ネタバレを含みます

第8話のふりかえり

第8話は前回に引き続き、
“いつもニコニコ!小さな大人”
小学3年生の安藤海音のストーリーでした。


勉強する海音の姿に自分の幼少期を重ね合わせ、
『逆転移』をおこしたタツキ・・・

8話ではお休み中のタツキのために、
しずくが本を読んで勉強するシーンが登場しました。

『転移/逆転移~心理臨床における相互作用~』

難しそうな本に付箋を貼って勉強する姿が
いかにも真面目なしずくらしい場面でした。

『転移/逆転移』を実践的に学ぶ1冊

私が今のしずくにおすすめしたい本はこちら。
(もちろん実在する本です)


『ころんで学ぶ心理療法〜初心者のための逆転移入門』

内容:
クライアントに腹が立って仕方がない。クライアントが来なくなって治療が中断してしまった――初心者がおちいりがちな失敗とその克服法を、著者自身の失敗事例を通して明らかにする。かたやぶりな心理療法入門。

目次:
まえがき
第1章 出だしからころんだ、はじめての面接
第2章 つまずいた石の正体は 逆転移とはなにか?
第3章 逆転移の傾向と対策 ベテラン治療者を対象にしたインタビュー調査から
第4章 面接に慣れたと思ったら 「よい子」のクライエントという落とし穴
(以下、省略)

https://www.nippyo.co.jp/shop/book/2109.html

2003年に出版された古い本ですが、
この本と出会ってから人におすすめし続けています。

目次からしてもう興味をそそられます。
(といいつつ8章まであるので省略してしまいました)

どうすれば良かったか

タイトルの通り
ころんで学ぶ”、実際の失敗例から学べる貴重な1冊です。

対人支援をするときの“あるある”な失敗例から、
転移・逆転移の構造をひもとき、

では、どうすればよかったのか?

という具体的な対処法を学ぶことができます。

 

24パターンの回答例

人相手のお仕事。
もちろん、答えはひとつではありません。

著者がベテランカウンセラー24名から得た答えが
分類して紹介されているのがこの本のポイントです。

人との関わり方を
あらゆる角度から見直すきっかけを与えてくれるはず。

私は付箋を貼りすぎて、
もうどこが大事が分からなくなってきました。

ずっと大切にし続けたい本です。

ご興味のある方はぜひどうぞ☻

この記事を書いた人

浜端望美 (はまばたのぞみ) 公認心理師/アートセラピスト 2011年より、精神科クリニック・私立高校にてカウンセラーとして勤務する。個人へのカウンセリングの他、集団療法としてアートセラピーを実施。その後、民間企業でのメンタルヘルスの仕事に従事し、企業人へのカウンセリング・アートセラピーの実践とともに、研修講師の経験を積む。 並行して2012年より3色パステルアート®︎の名称で活動を開始。これまでの参加者は2歳〜93歳までと幅広く、延べ6000人以上に指導。現在は3色パステルアートインストラクターの育成も行い、アートセラピーの普及活動に注力している。