【おすすめ本】アートセラピーを体感できる1冊(小説)

日本テレビ系列テレビドラマ
タツキ先生は甘すぎる!』にて、
アートセラピー監修をしています。

5月2日(土)放送の第4話を
ご覧いただけましたでしょうか?

まだの方は、
TVer、Hulu、Netflixでも視聴可能ですのでぜひご覧ください!


以下、ネタバレを含みます

第4話のふりかえり

第4話で登場したアートは『墨流し』です。

“墨”つながりで、
おすすめの小説をひとつ。

『線は、僕を描く』/ 砥上裕將

小説の向こうに絵が見える! 美しさに涙あふれる読書体験

両親を交通事故で失い、喪失感の中にあった大学生の青山霜介は、アルバイト先の展覧会場で水墨画の巨匠・篠田湖山と出会う。なぜか湖山に気に入られ、その場で内弟子にされてしまう霜介。それに反発した湖山の孫・千瑛は、翌年の「湖山賞」をかけて霜介と勝負すると宣言する。
水墨画とは、筆先から生みだされる「線」の芸術。
描くのは「命」。
はじめての水墨画に戸惑いながらも魅了されていく霜介は、線を描くことで次第に恢復していく。

https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000317710

2020年の本屋大賞3位に輝いた作品です。

はじめて読んだ時の感動は今でも色褪せません。

1本の線からはじまる水墨画。

その描写が美しく、
水墨画をきちんと見たことがないのに
頭の中に絵が広がっていくような
不思議な読書体験でした。

作者は水墨画家の砥上裕將さん。

プロだからこその
リアルな視点を味わうことのできる
贅沢な1冊です。

1本の線に、今の自分が映し出される。

その感覚は、
アートセラピーとどこか似たものがありました。

マンガ化&映画化されていますが、
ぜひ小説で細部までゆっくりと味わっていただきたいです。

アートセラピーを受けた後のような
開放感や爽快感にひたれます。

 

映画版のご紹介

『タツキ先生は甘すぎる!』にて
タツキのアートセラピーの師匠・三雲教授を演じる江口洋介さんが、
映画版に出演されています。

なんたる偶然。

というわけで、映画版もぜひどうぞ。

こちらでは大迫力の水墨画を見ることができますよ。


この記事を書いた人

浜端望美 (はまばたのぞみ) 公認心理師/アートセラピスト 2011年より、精神科クリニック・私立高校にてカウンセラーとして勤務する。個人へのカウンセリングの他、集団療法としてアートセラピーを実施。その後、民間企業でのメンタルヘルスの仕事に従事し、企業人へのカウンセリング・アートセラピーの実践とともに、研修講師の経験を積む。 並行して2012年より3色パステルアート®︎の名称で活動を開始。これまでの参加者は2歳〜93歳までと幅広く、延べ6000人以上に指導。現在は3色パステルアートインストラクターの育成も行い、アートセラピーの普及活動に注力している。