コラージュアートが教えてくれること
日本テレビ系列ドラマ
『タツキ先生は甘すぎる!』にて、
アートセラピー監修をしています。
4月18日(土)放送の第2話を
ご覧いただけましたでしょうか?
https://www.ntv.co.jp/tatsuki/
まだの方は、
TVer、Hulu、Netflixでも
視聴可能ですのでぜひご覧ください!
以下、ネタバレを含みます
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2話のふりかえり
2話でメインとなったのは
“文武両道!歴史オタクなサッカー少年”
小学5年生の杉谷朔玖のストーリーでした。
勉強もスポーツもできる。
そんな朔玖が学校へ行かなくなった理由は……
第2話のアートはコラージュ!
さて、ドラマの中でタツキと朔玖が作っていたのは
“コラージュ”です。
コラージュとは、
フランス語で「糊付け」を意味します。
フリースクール『ユカナイ』のアトリエには、
他の子どもたちが作った
色とりどりのコラージュ作品が
ところせましと飾られていましたね。
コラージュ療法
アートセラピーでコラージュ
といえば、
『コラージュ療法』を思い浮かべる方が
多いのではないでしょうか。
コラージュ療法とは、
雑誌や写真を切り抜いて
自由に貼り合わせることで、
自分の気持ちや考えを表現する
芸術療法(アートセラピー)のひとつです。
箱庭療法を起源として
日本で誕生したコラージュ療法は、
教育、医療、福祉の現場など
幅広く取り入れられています。
朔玖のコラージュ
朔玖が完成させたのは、
戦国武将とサッカー選手が
戦っているような構図のコラージュ。
左が戦国武将、
右がサッカー選手です。
「ひとりだけ逃げているのが気になるね…」
と、三雲教授の台詞がありました。
威勢よく敵陣へ向かってキックする
サッカー選手たちの中に、
ひとりだけ反対向きに逃げている選手。
たしかに気になるポイントです。
もし、これがアートセラピーの場で。
もし、私が朔玖に直接話しかけられるなら。。
・構図が左右で分かれていること
・左右の領域が同じくらいのサイズなこと
・真ん中が白く分断されていること
・戦国武将たちが美しく整列していること
あたりについても
話し合ってみたいなぁと思いました。
朔玖自身もまだ気づいていない感情が
隠されているかもしれません。
朔玖が作ったコラージュ(イメージ)
その後、逃げているサッカー選手の上に
勇ましく攻撃しているサッカー選手を貼った朔玖。
決意新たに、
運動会の苦手種目である
ダンスの練習をはじめました。
苦手なことからは逃げてもいい。
もちろん立ち向かってもいい。
迷いの末に、
立ち向かう気持ちを強く固めた
朔玖の表情が印象的なシーンでした。
感情の移り変わりを残せるアートセラピー
ラスト45分から
ミセスのライラックに合わせて踊る姿は泣けましたね。
私はその前段階の
子どもたちが行進しているだけのシーンで
早くも目頭が熱くなってしまいました。
朔玖は完璧主義がゆえに
ダンスが苦手な自分が恥ずかしいと感じていましたが、
親からしたら、
もっともっと小さい頃は
夜ひとりで寝られなかっただろうし、
おねしょだってたくさんしただろうし、
ちょっと転んだだけで「抱っこ〜」と泣きついてきただろうし、、、
何でも完璧にこなしていた時期なんてなかったはずです。
それでも、やっぱり我が子はかけがえのない存在で
完璧でなくても完全だったはず。
朔玖を見守るご両親の表情が映るたびに
こみあげてくるものがありました。
ダンスを踊り切ったあとの朔玖なら
どんなコラージュを作るのか…
彼のその後も、とても気になります。
感情の移り変わりを作品として残しておけるのも
アートセラピーの魅力のひとつだと思います。
最後は自分の監修とは関係ないシーンで
熱くなってしまいました🍏
コラージュ療法について知りたい方は
こちらの書籍が個人的におすすめです↓
https://www.kinjo-u.ac.jp/collage-imamura/material.html
この記事を書いた人
浜端望美 (はまばたのぞみ) 公認心理師/アートセラピスト 2011年より、精神科クリニック・私立高校にてカウンセラーとして勤務する。個人へのカウンセリングの他、集団療法としてアートセラピーを実施。その後、民間企業でのメンタルヘルスの仕事に従事し、企業人へのカウンセリング・アートセラピーの実践とともに、研修講師の経験を積む。 並行して2012年より3色パステルアート®︎の名称で活動を開始。これまでの参加者は2歳〜93歳までと幅広く、延べ6000人以上に指導。現在は3色パステルアートインストラクターの育成も行い、アートセラピーの普及活動に注力している。